相続の話④
おはようございます。
今回は遺言書の重要性についてお話します。
遺産って本当に恐いんですよ。
どんなに仲の良かった親族関係でも、一瞬で破壊するパワーを秘めています。
遺産分割のやっかいな所は、相続人が増えると、当事者以外に口を出す相続権はない配偶者や、少し知識をかじった知人などの入れ知恵が入ります。
そういう周囲の人達も相続人が増えると倍々ゲームのように増えていくので、どんどんこじれます。
そして生前に被相続人(亡くなった人)を面倒みたり交流があった相続人と、疎遠だった相続人 の間でももめてしまうのは、すごく良くあることです。
疎遠だった相続人は法定相続分での平等を主張してきますが、面倒をみてきた相続人は納得行かないんですよ。
しかもその相続人が実家にそもそも住んでて、売却の必要性に迫られたら、余計に話がまとまりません。
これ1番の解決策は遺言書を残すことなんです。
勘違いしてる方が多いので強調しておきます。
相続の原則は【遺言書による分割】です。
法定相続ではありません。
遺言書がない場合に、法定相続や遺産分割協議になります。
全国のお父さんお母さんへ。
残される子供達の争いの種にならないように、必ず遺言書は残しましょう。
子供達同士が仲が良くても、口を出すその他周りの人達がいることを肝に命じて下さい。
遺言書は必ず残しましょう。
次へ続きます。
東京都 足立区 北千住志村司法書士・行政書士事務所